5月31日は世界禁煙デー、5月31日～6月6日は禁煙週間です。

5月31日は世界禁煙デー、5月31日～6月6日は禁煙週間です。

   たばこは、がん・心臓病・COPD等の病気の原因となるなど健康に悪影響を与えることが医学的にわかっています。また、受動喫煙についても健康被害があるとの研究結果が報告されています。タバコとご自分の健康の害について考えてみましょう。

禁煙週間のテーマ： たばこの健康影響を知ろう！ ～たばことCOPDの関係性～

COPDとは、慢性閉塞性肺疾患という肺の病気です。

   たばこの煙などを長期間吸い込むことによって、肺の中の「肺胞」という組織が壊れたり、気道に炎症が起きたりして、呼吸機能に支障をきたす病気です。

   主な症状は、せきやたん、息切れなどです。ありふれた症状で、ゆっくり進行するため、身体の異常に気付きにくいまま重症化します。重症化すると、日常生活が制限されたり、酸素吸入が必要になったりするなど、大変な苦痛を伴います。一度壊れた肺胞は元に戻らず、完治はしないため、早期発見・早期治療が重要です。

＊次のような症状がある人は、一度かかりつけ医や呼吸器専門医に相談しましょう。

   1.同世代と比べて、息切れしやすい。

   2.階段を上るときなど、すぐ息切れする。

   3.風邪でもないのに、せきやたんがよく出る。

   4.休み休みでないと、歩くのがつらい。

（※）40歳以上で喫煙している人、喫煙歴がある人は、特に注意が必要です。